
封入された焼酎・泡盛はボトルを新たな棲みかとして再び熟成の時を刻み始めます。1年経てば1年の3年経てば3年の10年経てば10年の熟成の味わいをお愉しみ頂けます。・・100年経てば百年古酒
古酒造りに最適 備前焼熟成ボトル・・100年経てば百年古酒

お手元に届いたボトルは直ぐにお飲み頂くのも良し、将来来るべき記念すべきある日のために取っておかれるのもまた、楽しいことです。直射日光の当たらない身近に置いて頂き、時には手に取って愛しんでいただきたいものでございます。
ボトルが空きましたら、また、お好みの蒸留酒を入れてお愉しみください。備前焼は使えば使うほど味わいが深まります。子々孫々に使い伝えていただけることを願っております。
(ラベルには瓶詰量を記載してありますが経年後の内容量を保証するものではございません。陶肌は呼吸をしていますので経時とともに内容量の縮減があることをご了解下さい。)
備前焼は釉をかけず松の割木をひたすら焚き続けて硬く焼締める千年近くも続く伝統の焼物です。古来から水甕や茶陶などに珍重され、また酒などの熟成に効果を発揮するとされてきました。大甕屋では大甕で熟成させた焼酎・泡盛をこの伝統の備前焼のボトルに封入し、お客様のお手元でお好きな期間さらに保存熟成させ、古酒の世界を堪能して頂こうと考えました。使用している熟成ボトルは備前焼作家の安田龍彦さんの作品です。心を込めて制作されたものです。百点百様で二つと同じものは在りませんが代表的な作例について以下に説明させていただきます。

栓は本体に合わせて1個1個丁寧に焼成したものであることが火襷の模様などから判ります。首部は被せ焼のためくっきりと火襷模様が現れ、また、土味を楽しんで頂けます。肩部には燃料である松の灰がかかり溶けて自然釉を形成し、静かに長い歳月を経てきたような質感を呈しています。全体に優しく静かな作行きですが制作者の確かな造形力と焼成の技術により、しっかりした存在感が造り込まれています。

栓も作品の重要な一部です。その作行きをお楽しみいただくためパッキン部分は最小限に抑えてあります。密封するために専用の押さえバネが付いています。

底部の景色も是非お楽しみお頂きたいものです。丹念な造りとともに制作者の作品にかける思い入れを示すサイン(陶印)をご確認いただけます。
ボトルはこのような体裁で桐箱に入っています。

